オンディーナの花冠
神に祝福されしは水精の復讐。
月の裏側
赤い月の輝く日。
それを目の前にすると、無性に気分が落ち着かなくなる。
落ち込んだり、かと思えば口惜しがったり。
安定が無いのはそのせい。……と、いうことにしておこう。
今夜はもう大丈夫。見ない。見えない。
それよりも僕が気掛かりなのは、己の非力さ。
久々に挑んだ闘技大会も、見せ場のひとつもありはしない。
彼の人から授かったこの剣すら、まともに扱えてない不安感に襲われる。
それは、嫌だ。
僕の為にと誂えて下さった剣。宝の持ち腐れとだけは、言われたくない。
次にこの剣を振るう時までに、修練を積まなければ。
師も走る頃に
師も坊主も走ると謂われる時期。
みなさまは、いかがお過ごしでしょうか。……なんてね。
自分はそんなことないと高をくくってたけれど、そうでもなかった。
慌しいのは、何処の人も同じなようで。
聞こえる足音はバタバタバタ、と。
それは、僕の下から聞こえる音と同じで。
ゆったりと出来る暇はもう少々ありそうにもない。
まあ、この時期にまで僕に付き合いたいという奇特な方は居ないと思うけれど。
バカは風邪をひかないと言うけれど
冗談極まりないよねホント（ぐずぐずと鼻を啜り）
寒い寒いとは思ってたけど、魔曲使いが風邪っぴきだなんて。
咽喉はまだ潰れてないからいいけども……。
歌えないのは致命的だし、早く治さないと。
依頼に出立した後で、よかった。
少しは迷惑を掛けずに済みそうだ……。
今日、そして明日。
16年前の今日という日。
この世界で、最初の声を上げた日。
人は泣きながら生まれ落ちるけれど、死ぬ時は笑っていられたらいい。
そうなれるように、生きていきたい。
貴方が居ない、この世界で。
困った。
久々です。ルピアです。
むしろ、久しいどころか行方知れずでごめんなさい。
というか、僕のことを覚えてる人は居るのだろうか（遠い目）
それぐらいに公の場に出ていない。
会いたいなぁ……みんなに。
この窓を開けて枠を飛び越えてしまえば何処までも行けるのに。
枷も無いのに、この肩にかかる重さは何なんだ。
まあ、背後レベルの多々の問題によるのだけれど。
ああ、その、ご心配はなさらずにと、一応、一言。
僕も後ろの奴も元気です。大丈夫だ、問題無い。
ただ、もうしばしご挨拶もろくに出来そうにないのは明白で。
御前に姿をお見せ出来ないことを、どうかお許し頂きたい。
お世話になっているお屋敷やお店には本当に申し訳無いのだけど。
あと少しだけ。もう少しだけ。
9月？ そんな御冗談を。
…………あつい。
焼け付きそうな暑さを越えたけれど、まだまだ暑い。
こんな時は暗室に籠もって扇いでいたいけどそれもできないし。
そうだな……、水辺。涼しげな、水があるところに行きたい。
エルフヘイムにも辿り着けたことだし、探してみようかな。
しかし此処、棘は無いけれど……その、ややこしい場所だね。
一緒になりたいならそうすればいいのに。
after a long interval
……お久しぶりです。こちらでも。
酷い出現率。そもそも出現率というものが無いじゃないか。
背後に夏休みなんてものは無いけれど、少しは動きたいな……。
今現在、僕の設定をいろいろと見直し中。
多分、ダークなことになる、らしい。
「可愛いだけじゃつまらんよね、可愛くてどす黒いとか最高よね」
……とは、背後の弁。
末恐ろしいけれど、まあ仕方無い……仕方無いか。
自己暗示って声に出すと効果的なんだよね（遠い目）
プロフィール
ＨＮ：
ルピア・アルカンシェル
ＨＰ：
性別：
非公開
職業：
剣を振るう魔曲使い
自己紹介：
自己救済の為に生きる復讐鬼。
天使信仰の教会出身。
残念ながらシスコンでした。
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この作品は、トミーウォーカーの
運営する『エンドブレイカー！』の
世界観を元に作成されたものです。
イラストの使用権はルピアに、
著作権は各絵師様に、
全ての権利はトミーウォーカーが
所有します。
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天使信仰の教会出身。
残念ながらシスコンでした。
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