オンディーナの花冠
神に祝福されしは水精の復讐。
mean
友情。あるいは愛情。
そのどちらもに言えることが、ひとつあるとするならば。
正しく、純粋であるためには――見返りを、求めないこと。
A Path
こんな話を聞いたことがある。
滅んでゆく身体で、希望を唄い続ける歌姫と、
その歌声を護る、永遠の命を与えられた戦士のおはなし。
悲しくも美しい御伽噺。
彼女と同じく希望を歌ったとしても。
彼を真似るよう剣を振るったとしても。
僕はきっと、何も為すことは出来ないのだろう。
少し悲しい、けれど。
僕が歩む道は、こんなに美しいものじゃないから。
爪弾く、音
ロックギターか。これも武器のひとつなんだね。
こういう弦楽器は初めてだけど、少し試しに弾いてみる。
……………………。 …………。
うーん。なかなか、巧くはいかないものだ、ね。
でも、下手なりに掻き鳴らしてみせるのは楽しい。
たまには、こういう楽器を練習してみるのもいいかも……。
でもやっぱり、あの方に教えて頂いたヴァイオリンが、性に合ってるかな。
師も走る頃に
師も坊主も走ると謂われる時期。
みなさまは、いかがお過ごしでしょうか。……なんてね。
自分はそんなことないと高をくくってたけれど、そうでもなかった。
慌しいのは、何処の人も同じなようで。
聞こえる足音はバタバタバタ、と。
それは、僕の下から聞こえる音と同じで。
ゆったりと出来る暇はもう少々ありそうにもない。
まあ、この時期にまで僕に付き合いたいという奇特な方は居ないと思うけれど。
神様、
この心の中にあるのは、どこまでも矛盾した声。
何処に行けばいいかも分からない不協和音。
でも、それでもいいと思ってる。
神様、あなたなんて信じない。
たとえ美しいストーリーじゃなくても。
ただひとりの君に、聞こえるならば。
「――ユリウス。」
バカは風邪をひかないと言うけれど
冗談極まりないよねホント（ぐずぐずと鼻を啜り）
寒い寒いとは思ってたけど、魔曲使いが風邪っぴきだなんて。
咽喉はまだ潰れてないからいいけども……。
歌えないのは致命的だし、早く治さないと。
依頼に出立した後で、よかった。
少しは迷惑を掛けずに済みそうだ……。
プロフィール
ＨＮ：
ルピア・アルカンシェル
ＨＰ：
性別：
非公開
職業：
剣を振るう魔曲使い
自己紹介：
自己救済の為に生きる復讐鬼。
天使信仰の教会出身。
残念ながらシスコンでした。
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この作品は、トミーウォーカーの
運営する『エンドブレイカー！』の
世界観を元に作成されたものです。
イラストの使用権はルピアに、
著作権は各絵師様に、
全ての権利はトミーウォーカーが
所有します。
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天使信仰の教会出身。
残念ながらシスコンでした。
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